変更点
Google Vault では、2 種類の新しいコンテンツをサポートするようになります。
- Gmail 情報保護モードのメール: 組織内のユーザーが Gmail 情報保護モード(現在ベータ版プログラムとして G Suite で利用可能 (内容更新中) )のメールを送受信した場合、Vault で情報保護モードのメールの保持、保存、検索、書き出しができます(詳細は下記をご覧ください)。
- Google ドライブに保存された Jamboard ファイル: Vault は Google ドライブに設定されている保存ルールと記録保持(リティゲーション ホールド)に沿って Jamboard ファイル("Jam")を自動的に保持、保存するため、ユーザーはこれらのファイルを検索したり書き出したりできます。
対応が必要なユーザー
管理者のみ
利点
ユーザーは Google Vault を使用して、データの保持、記録保持、検索、書き出しを行い、所属組織のデータ保持や電子情報開示のニーズに対応することができます。今回のリリースでは新しいデータタイプがサポートされるようになったため、組織のデータを包括的に管理できます。
対応方法
詳細
Gmail 情報保護モードのメールのサポートユーザーは Gmail 情報保護モードを使用して、機密性の高いメール コンテンツに対する受信者のアクセスを制限できます。この機能は、G Suite ドメインの
Gmail 情報保護モード(ベータ版)(内容更新中) でご利用いただけます。
組織内のユーザーが情報保護モードのメールを送信した場合: Vault を使用すると、組織内のユーザーが送信した情報保護モードのすべてのメールを記録保持、保持、検索、書き出しできます。情報保護モードのメールに対して、送信者が有効期限を設定したり、メール受信者のアクセスを取り消したりした場合でも、Vault では常にメールを表示できます。
Vault で管理者(admin@ink-42.com)が「sam@ink-42.com」を検索し、lisa@ink-42.com から送信されたこのメールをプレビュー表示した例を下記に示します。
外部のユーザーから情報保護モードのメールを受信した場合: 組織内のユーザーが、他の G Suite ユーザーなどの外部組織や、個人アカウントの Gmail ユーザーから情報保護モードのメールを受信する場合があります。外部から受信した情報保護モードのメールについては、メッセージ ヘッダーと件名の記録保持、保持、検索、書き出しを行えますが、メールのコンテンツや添付ファイルの検索や書き出しを行うことはできません。
Vault で管理者(admin@ink-42.com)が「sam@ink-42.com」を検索し、外部のドメイン(ben@imfl.com)から送信されたこのメールをプレビュー表示した例を下記に示します。
ヘルプセンターで
Vault と Gmail 情報保護モード (英語) の詳細をご覧ください。
情報保護モードで Gmail のメールを保護する方法もご覧ください。
Google ドライブに保存されている Jamboard ファイル(“Jam”)のサポート今回のリリースでは、ユーザーの Google ドライブに保存されている Jamboard ファイルを管理できます。
- Vault では、Google ドライブに設定したものと同じ保持ルールで Jamboard データが保持されます。ドライブ内の Jam には、ドライブに設定したすべての保持ルールが自動的に適用されます。
- ドライブの記録保持により Jamboard のデータが保存されます。
- Vault では、他のドライブ ファイルと一緒に Jamboard データが検索されます。検索演算子 “type:jam” を使用することで Jamboard ファイルだけを検索できます。Jam のプレビューや書き出しもできます。
ヘルプセンターで
ドライブの保持ルールの設定方法をご覧ください。この設定は Jam にも適用されます。
関連情報
リリース時期
展開の詳細Vault での Jamboard のサポート Vault での Gmail 情報保護モード(ベータ版)のサポート: すべてのドメインへの展開が完了しています。
G Suite のエディションG Suite Business、G Suite Enterprise、G Suite Enterprise for Education エディションに加えて、Vault アドオン ライセンスをご利用の G Suite ユーザーが対象です。
デフォルト設定(有効または無効)この機能はデフォルトで有効です。