G Suite に移行したばかりの組織には、以前に会社のドメイン名を使用して個人用 Google アカウントを設定した従業員がいる可能性があります。このたび導入される機能により、そういったアカウントが
競合するアカウントになる前に、該当するアカウントを特定し、移行できるようになります。
このたび導入される、
管理対象に含まれないユーザー用の移行ツールを使用すると、メールアドレスが組織の G Suite のものと一致する個人用 Google アカウントをすべて表示することができます。ここで確認された個々のユーザーにメールを送信し、個人アカウントを G Suite アカウントに移行するよう依頼します。後で依頼の対応状況を確認することができ、必要に応じて依頼を取り下げることも可能です。
従業員がアカウント移行の依頼を承諾した場合、管理者にユーザーデータへのアクセス権が付与され、そのアカウントを管理者が管理できるようになります。依頼が拒否または無視された場合、管理者がそのユーザー用に新しい G Suite アカウントを作成すると、そのユーザーには個人アカウントのメールアドレスの変更を求めるメッセージが表示されるようになります。この場合、個人アカウントのデータにアクセスしてそれを管理できるのは、その従業員のみです。
なお、この操作は手動で行う必要があります。複数のユーザーを対象とする依頼の送信、取り下げ、対応状況のデータのダウンロードを一度に行うことは可能ですが、API による一括処理は現在のところできません。
組織の管理者やエンドユーザーの皆様にとって、この機能が G Suite への円滑な移行のお役に立てば幸いです。移行ツールについて詳しくは、
ヘルプセンターをご覧ください。
本ブログの原文(英語)は、
こちらをご覧ください。
-
リリースの詳細リリース方式:即時リリースと計画的リリースの両方が対象
エディション:G Suite のすべてのエディションが対象
展開ペース:段階的に展開(機能が表示されるまでに 4 日以上かかる可能性があります)
対象:管理者のみ
対応:管理者による対応を推奨
より詳しくヘルプセンター: 競合するアカウントとはヘルプセンター: 移行ツールを使用してユーザーを管理するヘルプセンター: 既存の Google アカウントを見つけて管理するヘルプセンター: ユーザー向け: ドメイン管理アカウントへの移行