法律上およびコンプライアンス上の目的で Google Vault を利用されるお客様にとって、目的のデータを確実に保持できることと、ツールから取得したデータが正確、的確、包括的であることは重要です。今回は、こういったニーズにお応えできるよう、Vault の 4 つの新機能をご案内します。
Google ドライブからファイルを書き出す際により詳細なメタデータを取得するドライブ向け Vault で特定のユーザーを検索すると、そのユーザーが「間接的」な権限を利用してアクセスしたファイルが検索結果に含まれる場合があります。次のようなファイル(またはファイルが含まれるフォルダ)が該当します。
- ユーザーが属するグループと共有されているもの
- ユーザーのドメイン全体と共有されているもの
- 一般公開で共有されているもの
これまでは、このような検索結果を書き出しても、該当するユーザー情報がファイルのエクスポート メタデータに含まれなかったため、ドキュメントの管理状況を把握するのが困難でした。今後は、間接的な権限を利用してドキュメントにアクセスしたユーザーに関する
情報がエクスポート メタデータに含まれるようになったため、該当するユーザーを確認できます。また、そのユーザーがどのようなアクセス権(共同編集者、閲覧者など)を持っていたのかを確認するオプションが追加されました。
特定のタイムゾーンで検索するVault で検索する日付の基準とするタイムゾーンを選択できるようになりました。選択したタイムゾーンに応じて検索結果の範囲が変わるため、
この設定の影響について理解してからご利用いただくことをおすすめします。
すべてのチームドライブに対して保持ポリシーを設定する特定のチームドライブや組織部門を対象としたオプションはすでにご提供しておりましたが、ドメイン内のすべてのチームドライブを対象としたカスタム保持ポリシーも作成できるようになりました。
特定の Google グループに対して保持ポリシーを設定するドメイン内のすべての Google グループを対象としたオプションはすでにご提供しておりましたが、ドメイン内の特定の Google グループを対象としたカスタム保持ポリシーも作成できるようになりました。
Google Vault のこれらの機能やその他の機能について詳しくは、下記のヘルプセンターの記事をご覧ください。
本ブログの原文(英語)は、こちらをご覧ください。-リリースの詳細
リリース方式:即時リリースと計画的リリースの両方が対象
エディション:
アドオンの Vault ライセンスをご利用のユーザー、および G Suite Business、G Suite Enterprise、G Suite for Education エディションのみが対象
展開ペース:
完全に展開(機能が表示されるまでに 1~3 日かかります)
対象:
管理者のみ
対応:
管理者による対応を推奨
より詳しくヘルプセンター: データを検索するヘルプセンター: Vault の書き出しの仕組み