オンライン アカウントを保護するにあたり、防御の最前線となるのは安全性の高いパスワードです。そのため、組織にはユーザーのパスワードに関するさまざまな規定があります。G Suite 管理者はすでにユーザーのパスワードの最小文字数と最大文字数制限を指定できますが、今回のリリースにより、さらに厳格なパスワード要件を適用してセキュリティを強化し、コンプライアンスの要件を満たせるようになりました。
管理者は次のことを行えるようになります。
安全なパスワードの設定を必須とします。現在も管理者はドメイン内のどのパスワードが脆弱かを確認できますが、この設定を有効にすれば、管理者は脆弱なパスワードを使用しているユーザーに強制的にパスワードを変更させることができます。ユーザーに
こちらのヘルプセンター記事を紹介して、安全なパスワードを作成するためのヒントに目を通してもらってください。なお、この設定はデフォルトでオフになっています。
パスワードの長さと安全度の要件を適用するタイミングを制御します。パスワードの長さと安全度の要件を適用するタイミングとして、次回ユーザーがパスワードを変更するとき、または次回ログインするときのいずれかを選択できます。デフォルトでは、ユーザーが次回パスワードを変更するときに適用を開始します。変更するには、[次回ログイン時にパスワード ポリシーの適用を開始する]
チェックボックスをオンにします。
指定した日数後にパスワードの変更を求めるメッセージをユーザーに表示します。この設定が必要かどうかわからない場合は、[有効期限なし] にしておくことをおすすめします。
古いパスワードの再利用を不可とする設定について。パスワードの再利用を防ぐには、[パスワードの再利用を許可] チェックボックスをオフにすることをおすすめします。これがデフォルトです。
これらの設定は、管理コンソールの [セキュリティ] > [パスワードの管理]
にあります。[パスワードの管理] はこのリリースの一環として新設されたカードで、パスワードの長さ(最小、最大)の設定が [基本設定] カードからこの新しいカードに移行します。詳しくは、
ヘルプセンターをご覧ください。
リリースの詳細リリース方式:即時リリースと計画的リリースの両方が対象
エディションG Suite のすべてのエディションが対象
展開ペース:段階的に展開(機能が表示されるまでに最長で 15 日かかります)
対象:管理者とエンドユーザー
対応:管理者による対応を推奨
より詳しくヘルプセンター: ユーザーのパスワードの安全度を管理するリリース カレンダー(英語)リリースの詳細のカテゴリサービスに関する更新情報のアラートをメールで受け取る更新情報の RSS フィードを購読する