Google グループを使用して、組織内での G Suite アプリやその他の Google サービスの利用を制御できるようになりました。これにより管理者は、適切なユーザーに適切なアプリへのアクセス権が付与されていることを簡単かつ具体的に確認できます。
この機能は、アプリやサービスの利用をより柔軟かつ詳細に管理したいというお客様のご要望に基づいて開発されました。現在、アクセス権の設定を行えるのは組織部門単位でのみですが、グループを利用することで、別の組織要素に基づいてアクセス権を管理できるようになります。お客様からは、次のようなグループに対してアプリやサービスの有効、無効を切り替えられるようにしてほしいとのご意見をいただいています。
- 部署や役職
- プロジェクト チーム
- 社歴
- 勤務地
- グループ子会社
特定のグループに確実にアプリやサービスの利用を許可するグループを使ったアクセス権の管理は、あくまで付加的なものです。それまでアプリへのアクセス権がなかったユーザーにグループ経由でアクセス権を付与することはできますが、ドメインや組織部門レベルの設定ですでにアクセス権が付与されているユーザーのアクセス権を取り消すことはできません。
グループ単位のアクセス権管理が最も有用なのは、特定のグループにアプリの利用を許可するにあたり、組織全体や組織部門単位の設定では対象範囲を網羅できない場合です。
グループ単位でアプリやサービスを有効にする方法まず、管理コンソール > [アプリ] > [G Suite] または [その他の Google サービス] に移動し、次の手順を行います。
- 左側のパネルでグループを検索して選択する
- 目的のサービスにカーソルを合わせて個々に選択する、またはチェックボックスを使用して複数のサービスをまとめて選択する
- そのグループに対してサービスの有効、無効を切り替える
選択できるグループは、組織の管理者が作成したグループのみです。ユーザーが作成したグループは対象外です。なお、この新機能に関するお知らせが、下の図のように表示される場合があります。
この機能のご利用には、次の管理者権限が必要です。
- すべてのグループの閲覧権限
- 最上位の組織部門での G Suite アプリやその他の Google サービスの利用を管理する権限
詳しくは、
グループを使用して G Suite などの Google サービスの利用を制御するをご覧ください。
リリースの詳細リリース方式:即時リリースと計画的リリースの両方が対象
エディションG Suite のすべてのエディションが対象
展開ペース:完全に展開(機能が表示されるまでに 1~3 日かかります)
対象:管理者のみ
対応:管理者による対応を推奨
より詳しくヘルプセンター: グループを使用して G Suite などの Google サービスの利用を制御する