概要
Google は昨年、Google Classroom の新しいツールである独自性レポートとルーブリックのベータ版について発表しました。本日より、これらの機能を G Suite for Education と G Suite Enterprise for Education の Classroom ユーザー向けに一般提供いたします。
ご利用対象
エンドユーザー
利点
生徒が質の高い課題を提出できるよう支援 独自性レポートでは、数十億ものウェブページと書籍を検索して生徒の課題と照合できます。この機能を使うことで、教師は課題の学問的誠実性を簡単に評価したり、生徒に建設的なフィードバックを提供したりできます。
また、生徒は引用表記の漏れや不適切な言い換えがないかを課題の提出前に確認できるので、最終提出期限前に、提出物の質を高め、間違いから学習することができます。
ルーブリックを使用して生徒により的確なフィードバックを提供ルーブリックは、生徒の課題の評価、目標事項の明確化、実際的なフィードバックの提供に役立つ採点フレームワークです。
新しいルーブリック機能では、教師は次のことが可能です。
- 課題の作成時にルーブリックを作成できます。
- ルーブリックを一から作成するのではなく、以前の課題で使用したルーブリックを再利用できます。
- Classroom でルーブリックのエクスポートやインポートを行い、他の教師と共有できます。
- 「生徒のリストページ」と Classroom の採点画面の両方から、ルーブリックを使って生徒の課題を採点できます。教師は採点時に、課題を確認しながら評価レベルを選択できます。
ルーブリックはビジネス ユーザーにも役立ちます。たとえば、ルーブリックを作成して主要なビジネス分野のマーケティング計画やパフォーマンスを評価できます。
詳細
独自性レポートの対応言語:現在のところ、独自性レポートは Google ドキュメントで英語でのみご利用いただけます。ベータ版では対応言語が拡大されています。詳細については、以下をご覧ください。
課題ごとに利用可能な独自性レポートの数:Classroom の教師は、1 クラスにつき最大 3 つの課題に対して独自性レポートを無料で有効にできます。G Suite Enterprise for Education をご利用の場合、1 クラスで独自性レポートを有効にできる課題の数に制限はありません。
教師が使用している G Suite for Education エディションにかかわらず、生徒が課題の提出前に作成できる独自性レポートの数は課題ごとに 3 つまでとなります。生徒が課題を提出すると、新しい独自性レポートが教師向けに作成されます。
ベータ版の独自性レポートで利用可能なその他のオプション:- 各国の言語オプション: ベータ版で提供される独自性レポートは、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語、スウェーデン語に対応しています。
- 生徒間での課題比較機能: 生徒の課題を、学校のドメイン内で過去に提出された生徒の課題と比較します。この機能は、G Suite Enterprise for Education のお客様のみご利用いただけます。
このフォームで詳細を確認し、ベータ版にお申し込みいただけます。
ご利用方法
エンドユーザー: 独自性レポート: ドメインで独自性レポートが利用可能になると、教師は課題ごとに独自性レポートを有効にできます。有効にするには、課題作成の過程で独自性レポートのチェックボックスをオンにします。詳しくは、
独自性レポートの使用方法に関するヘルプセンター記事をご覧ください。
リリース スケジュール
対象
- 独自性レポートとルーブリック
- G Suite for Education と G Suite Enterprise for Education のお客様、および Classroom ユーザーが対象
- G Suite Basic、G Suite Enterprise、G Suite Business、G Suite for Nonprofits のお客様は対象外
- ベータ版の対象
- 独自性レポートの各国の言語オプション: G Suite for Education と G Suite Enterprise for Education のお客様が対象
- 生徒間での課題比較機能: G Suite Enterprise for Education のお客様のみが対象
関連情報
ロードマップ