概要
Google App Maker につきましては、ご利用状況を考慮し 2020 年中に段階的にサービスを終了し、
2021 年 1 月 19 日をもってすべてのサービスを公式に終了させていただくこととなりました。つきましては、サービスが終了する前に、お客様のドメインにおける App Maker の使用状況をご確認のうえご対応ください。
サービス終了までのスケジュールおよびお客様の組織でご利用いただける代替ソリューションについては、後述の「追加情報」をご覧ください。
対象
管理者、エンドユーザー、デベロッパー
ご対応のお願い
できるだけ早急に、お客様の組織でご利用の App Maker アプリケーションをご確認ください。アプリケーションの作成者様は、後述の「追加情報」の利用例をご確認のうえ、必要に応じて所定の期日(「サービス終了までのスケジュール」ご参照)までにご対応をお願いいたします。
追加情報
サービス終了までのスケジュールApp Maker は以下の日程で段階的に無効になります。
- 本日: 既存のアプリケーションはこれまでどおり機能します。App Maker の拡張や改良は停止していますが、保守は引き続き行われます。
- 2020 年 4 月 15 日以降: 新しい App Maker アプリケーションは作成できなくなります。既存のアプリケーションについては、引き続き編集とデプロイが可能です。
- 2021 年 1 月 19 日以降: 既存の App Maker アプリケーションは機能しなくなり、ご利用いただけなくなります。Cloud SQL に保存されている App Maker のデータは保持され、ご利用の Google Cloud Platform(GCP)アカウントで設定されたポリシーに沿って管理されます。
代替ソリューション
App Maker のソースコードの特性上、アプリケーションを直接別のプラットフォームに移植することはできません。App Maker のご利用目的に応じて、次のようにご対応いただくことをおすすめします。
- 複雑な業務の自動化のために App Maker をご利用のお客様: AppSheet をご利用ください。AppSheet は Google の新しいアプリケーション開発サービスで、App Maker と類似の機能を備えています。また、AppSheet は App Maker のデータが保存されている Cloud SQL のデータベース様式に対応しているため、お客様の App Maker アプリケーションに紐付けられている既存のデータベース上にアプリケーションを構築できます。
- アプリケーション開発のために App Maker をご利用のお客様: App Engine を使ってフルマネージド プラットフォームで GCP アプリケーションを構築、デプロイしてください。App Maker のデータは Cloud SQL に保存されているため、お客様の App Maker アプリケーションに紐付けられた既存の Cloud SQL データベース上に App Engine アプリケーションを構築できます。
- データ収集のために App Maker をご利用のお客様: Google フォームをご利用ください。フォームの機能は、App Maker の提供開始当時よりも充実しています。
アプリケーションの削除
App Maker で作成されたアプリケーションを使用する必要がなくなった場合は、次の手順に沿って各アプリケーションを完全に削除してください。
データの保持
App Maker のデータの所有者はお客様の組織です。App Maker のユーザーデータは Cloud SQL に保存されており、ご利用の GCP アカウントで設定されたポリシーに沿って今後も維持されます。App Maker アプリケーション自体の構成データは、App Maker エディタ内からすでにエクスポートされています。このエクスポート機能は、2021 年 1 月 19 日までご利用いただけます。
ご対応にあたり
管理者: 先ごろ、お客様のドメインのメイン管理者様宛てにメールをお送りしました。このメールには、お客様の組織でご利用になっている App Maker アプリケーションの一覧が記載された CSV ファイルが添付されています。この一覧には、各アプリケーションの名称、作成者名、最終更新日時が記載されているほか、個々のアプリケーションの使用統計情報およびプロジェクト情報をご確認いただける管理コンソールへのリンクも含まれています。
ドメイン内のアプリケーション作成者の方々に、サービス終了までのスケジュールと代替ソリューションについて適宜ご案内ください。