DLP の新しいおすすめのルールで機密データを保護
2021年3月18日木曜日
この記事は 3 月 15 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
このたび、お客様にセキュリティ管理をより簡単に実施していただけるようにするため、組織向けにカスタマイズされたデータ損失防止(DLP)のおすすめのルールを提供することになりました。おすすめのルールは、組織のデータ保護に関する分析情報レポートの結果、および適用済みのルールに基づいて管理コンソールに表示されます。
DLP のおすすめのルールはすべて、完全に実装済みですぐに使用可能であり、機密データを共有するユーザーに警告を表示するようにあらかじめ設定されています。ルールはそのまま使用することも、組織に合わせてカスタマイズすることもできます。ルールが適用されるのは、管理者がルールを有効にした場合のみです。
対象
管理者
利点
組織の機密データ保護は非常に重要です。DLP ルールを使用すると、ユーザーが共有できるデータを管理者が制御して、機密情報の意図しない漏洩を防ぐことができます。データ保護に関する分析情報レポートは、優先すべき対応事項を把握するうえで役立ちますが、ルールの作成、テスト、実装には手間がかかることもあります。
完全に実装済みで、すぐに使用可能なおすすめのルールを組織の状況に基づいて生成することで、管理の強化を容易にするとともに、組織内の機密情報の保護にお役立ていただくことがねらいです。
DLP ルールのパフォーマンス グラフは、ルールのパフォーマンスを確認し、必要に応じて調整を加えたり、詳しい調査を要する項目を把握したりするのに役立ちます。このパフォーマンス グラフはワンクリックで調査ツールに統合できます(調査ツールをご利用いただける場合)。
おすすめのルールは、管理コンソール > [セキュリティ] > [データの保護] から確認できます
ご利用にあたって
- 管理者:
- おすすめのルールを確認するには、管理コンソール > [セキュリティ] > [データの保護] にアクセスしてください。データ保護に関する分析情報レポートを確認できるのは、DLP 管理者と、レポート閲覧の招待メールを受け取った管理者に限られます。
- ルールのおすすめ機能は、データ保護に関する分析情報レポートを有効にしているすべての組織に対してデフォルトで有効になりますが、おすすめのルールは管理者が有効にしない限り適用されません。データ保護に関する分析情報レポートが無効になっている場合、おすすめのルールは表示されません。
- ヘルプセンターにアクセスして、DLP のおすすめのルールを使用してデータ漏洩を防ぐ方法の詳細をご覧ください。
- エンドユーザー: エンドユーザーへの影響はありません。
リリース スケジュール
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: 2021 年 3 月 15 日以降、長期的に展開(機能の実装に 16 日以上かかる場合があります)
ご利用対象
- Google Workspace Enterprise Standard および Enterprise Plus をご利用のお客様
- Google Workspace Essentials、Business Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Education Fundamentals、Education Plus、Nonprofits、および G Suite Basic、Business をご利用のお客様は対象外です