6/26 更新:アカウント プロフィールの更新スピードをさらに向上させるため、本展開のスケジュールは 7 月下旬に変更されます。本遅延により、お客様にご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。展開されましたら、本ブログを更新いたします。更新につきましては、引き続き
2017 年 6 月 26 日にリリースされる変更により、G Suite 管理者はユーザー プロフィールを直接管理できるようになります。今回その対象となるのは [名前]、[写真]、[性別]、[誕生日] です。これまでは Google+ にアップグレードしたエンドユーザーのみがこれらの項目を編集できましたが、新しいコントロールにより、Google+ の状態に関係なく、エンドユーザーが編集できるプロフィール項目を管理者が決定できるようになります。さらに、機能の特徴をわかりやすくするために [連絡先] 設定の名称を [
ディレクトリ] に変更します。これに伴い、連絡先のオンとオフの設定は削除されます。
変更の詳細管理者は管理コンソールを使用して、ユーザーによる [名前]、[写真]、[性別]、[誕生日] の変更を有効または無効にできるようになります。これまでどおり、管理コンソールで直接これらの項目を設定することも(サポートされている場合)、
Google Cloud Directory Sync を使用して値を同期することもできます。
プロフィールの編集の可否は、ドメイン全体または組織部門単位で切り替えることができます。 編集の可否に関する設定は、Google サービス全体で常に優先されます。編集を有効にすると、ユーザーは [アカウント情報]、[ユーザー情報]、またはプロフィール編集がサポートされている他の場所からプロフィール情報を変更できます。編集が無効になっている場合、プロフィールの変更が必要なユーザーは管理者に連絡することになります。
これを手始めとした数回のリリースにより、管理者はユーザー プロフィール データの編集の可否をより詳細に管理できるようになります。今後もプロフィール、ディレクトリ、連絡先の管理をさらに改善して随時お知らせします。
連絡先のオンとオフのサービス設定: このリリースの一環として、
2017 年 6 月 26 日より連絡先サービスのオンとオフの設定が管理コンソールから削除されます。現在この設定によって制御されるのは、ウェブの連絡先管理ツール(
contacts.google.com)へのアクセスのみです。Gmail の連絡先管理ツールや
コンタクトのプレビューなどへのユーザー アクセス、連絡先への API アクセス、ディレクトリ機能へのアクセスは制御されません。
連絡先のオンとオフの設定が管理コンソールから削除されても、すでに指定されているウェブの連絡先管理ツールに対するオンとオフの設定は保持されます。この設定を変更する必要があるかどうかを確認し、必要な場合は 2017 年 6 月 26 日より前に管理コンソールで変更を行ってください。
管理コンソールで既存の設定を確認できます。
連絡先のオンとオフの設定で制御されるアクセス | 連絡先のオンとオフの設定で制御されないアクセス |
ウェブの連絡先管理ツール(contacts.google.com) | -
Gmail に組み込まれているウェブのコンタクト -
ウェブのコンタクトのプレビュー -
連絡先への API アクセス -
ディレクトリ機能(オートコンプリートなど)
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最終的にウェブの連絡先管理ツールがコンタクトのプレビューに
移行されると、現在の設定は効力を失って完全に廃止されることになります。
編集の可否のデフォルト設定: リリース時の動作はリリース前の動作と一致します。たとえば、Google+ が組織部門で無効になっていてリリース前に編集が制限されていた場合は、編集の可否が「オフ」に設定され、ユーザーは名前、性別、写真、誕生日を編集できません。ドメインで Google+ が有効になっている場合は、Google+ ですでに設定された名前の編集の可否が優先され、そのまま継承されます。ご利用のドメインへの影響を最小限に抑え、かつ柔軟に変更を行っていただけるように、このような設計となっております。
現在の組織部門またはユーザーのステータス | プロフィール編集のデフォルト設定 |
Google+ が有効で名前の編集は無効 | 名前の編集が無効で他の項目は有効 |
Google+ も名前の編集も有効 | 編集は有効 |
Google+ は無効 | 編集は無効 |
リリース後に新規作成されたドメイン | 誕生日の編集が有効で他の項目は無効 |
G Suite for Education ドメインに固有の動作: G Suite for Education ドメインについては、誕生日の編集の可否を管理できません。これらのドメインでは、Google+ が有効になっていてアップグレード時に編集する以外は、エンドユーザーが誕生日を編集することはできません。
既存のプロフィール写真が設定されたドメインに固有の動作: 一部のドメインでは、Google+ が有効になっていなくてもユーザーがプロフィール写真を使用している場合があります。これらのドメインについては、既存の写真に影響が及ばないように、リリースの時点で写真の編集が有効になります。ただし、管理者はリリース後に設定を変更できます。
本ブログの原文(英語)は、
こちらをご覧ください。
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リリースの詳細
リリース方式:即時リリースと計画的リリースの両方が対象(2017 年 6 月 26 日)
エディション:G Suite のすべてのエディションが対象
展開ペース:完全に展開(機能が表示されるまでに 1~3 日かかります)
対象:管理者とすべてのエンドユーザー
対応:必要に応じてチェンジ マネジメントを推奨
より詳しくヘルプセンター: ディレクトリ プロフィールの変更を管理する