この記事は 6 月 14 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要

Google は、広範囲にわたるコンテンツの分類と高度な保護が実現する 2 つの機能のベータ版を展開します。追加される機能は以下のとおりです。
  • ドライブラベル。これは以前にお伝えしていたドライブのメタデータ機能の名称と機能を変更したもので、管理者がこれを使用してカスタムラベル(以前の名称「メタデータ」)をドメインに設定すると、ユーザーがドライブ内のファイルにラベルを適用できるようになります。
  • コンテンツの自動分類とドライブデータ損失防止(DLP)の統合コンテンツの自動分類機能を利用すると、組織の管理者が定義したルールと定義済みのコンテンツ検出項目に従って、コンテンツにドライブラベルを自動的に追加できるようになります。 
    • 今回のリリースでは、履歴書、SEC への提出書類、特許、ソースコードなど、新たに 60 種類のコンテンツ検出項目を追加しています。
    • コンテンツの自動分類機能を使用すると、ラベルの利用の拡張が簡単になるだけでなく、手動分類によるエラーリスクを低減できます。
    • DLP では、手動および自動の両方でラベルを適用でき、重要なファイルの外部共有、ダウンロード、印刷を防止できるようになります。
 
これらの機能は現在ベータ版として提供されています。ご関心をお持ちのお客様は今すぐこちらからベータ版プログラムにお申し込みください (英語) 。
 
ドライブラベルは、Google Workspace Essentials、Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Standard、Education Plus、Nonprofits のお客様がご利用になれます。コンテンツの自動分類機能と DLP は、Google Workspace Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Plus のお客様にご利用いただけます。
 
 
 

対象

管理者とエンドユーザー
 
 

利点

強力な情報ガバナンス ポリシーの一環として、機密データに対して特別に配慮することが重要です。それにはまず、機密の知的財産、個人を特定できる情報、特別なコンプライアンス規制を条件とするデータを含む可能性のあるファイルにラベルを適用します。また、データ損失防止(DLP)機能との統合によって、管理者が特定のファイルの外部共有、ダウンロード、印刷を防止できるようになります。さらに、管理者がラベルを作成して、部署名、ドキュメントの種類、ステータスなどや任意の設定をすることにより、検索オプションでコンテンツを見つけやすくなります。
 
コンテンツの自動分類機能 (内容更新中) を併用すると、管理者が定義した DLP のルールや定義済みのコンテンツ検出項目に従ってドライブにラベルが自動で適用されます。このようにコンテンツの自動分類機能を利用すると、手動でのラベル適用による管理者の負担やエラーの危険性を低減し、広範囲にわたるデータを簡単に分類、保護できるようになります。
 
 
管理者は組織用のカスタムラベルを設定可能
 
ユーザーはドライブのファイルにラベルを追加(管理者が許可した場合)、または自動分類機能を利用可能
 
管理者はデータ損失防止(DLP)のルールを設定して特定のラベルをファイルに適用
 

ご利用にあたって

リリース スケジュール

  • 毎月 1 回、新しい組織のベータ版プログラムへの登録受付を行っています。対象のお客様は、こちらよりベータ版プログラムにお申し込み (英語) ください。ベータ版を利用いただけるようになりましたら詳細をメールでご連絡いたします。

ご利用対象

ドライブラベル
  • Google Workspace Essentials、Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Standard、Education Plus、Nonprofits をご利用のお客様
  • Google Workspace Business Starter、Education Fundamentals、Frontline、G Suite Basic、G Suite Business をご利用のお客様は対象外
 
コンテンツの自動分類と DLP の統合
  • Google Workspace Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Plus をご利用のお客様
  • Google Workspace Essentials、Business Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Education Fundamentals、Frontline、Nonprofits、および G Suite Basic、G Suite Business をご利用のお客様は対象外

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